2008年03月18日

Chapter 2-3 本当の自分から本当の自分へ 2

We may be through with the past,
but the past ain’t through with us.
(過去を捨てても過去は我々を追ってくる)



Magnolia (1998) から。

throughには前置詞と副詞と形容詞がある。
ここは形容詞。

be through with
「(仕事など)をし終わっている、を済ませている」という意味がある。

Are you through with the work?
(その仕事終わった?)

Almost. (= I’m almost through.)
(ほとんどね)

そこから発展して、
be through withには
「(人)と絶交中である、縁が切れている」 とか
「(人・物事)にうんざりしている」 という意味もある。

だからこのセリフも奥が深い。

トム・クルーズ演じる若者は、gung-ho! タイプ。やたら元気。ちょっと病的。
彼は過去に深い傷を負っていたんだね。

それを知られたくなくて、
「自分の過去は一切捨てた、もう自分とは何の関係もない」と過去を否定して生きている。

でも、人は何万年、何億年も昔からつながっている
過去を無視して現在を語ることはできない。

「自分探しの旅」ってよく言われるけど、
の姿も、の姿も、そしてこれから現れる姿も全部 「本当の自分」。
幼くても、年老いても。美しくても、醜くても。無知でも、賢くても。

本当の自分は「見つける」というより「なる」もの。

それはbecoming
Becoming who we truly are.
本当の自分から真に本当の自分になるもの)。

「芋虫」のように、自分の小さな世界ででも
一生懸命生きていたら自然と「起こる」もの。

It happens. It’s an event.
それは event(出来事)。

昨日の自分も、今日の自分も、明日の自分も、
どれも未知数でいっぱいの本当の自分。

過去現在未来もすべて受け入れられる大きなを持った自分になれるといいね。


[完]



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