2008年03月18日

Chapter 2-1 一杯の暖かいコーヒー

So, been at this all day?


--Yeah.


You look tired. You want some coffee?


--I'd love some.


I'll make a fresh pot.


ERIN BROCKOVICH (2000)から。エリン・ブロコビッチ (Blu-ray Disc)




工場から垂れ流していた排水の中にはhexavalent chromium (6価クロム)が。


それは長年に渡って地下水を汚染していた。


地域住民が知らず知らずのうちに癌に侵されていた。



その事実をもみ消そうとする巨大組織に一人の女性が立ち向かう。


日本でもアスベスト問題が取り上げられたけど、

「水」は人間にとって生死をわけるほど大切


そういう緊張が続く中、


(You’ve) been at this all day?


You look tired.


You want some coffee?



「一日中頑張ってやってるの?


疲れてるみたいだね。


コーヒー飲む?」



小さな気配り 人のやさしさ


かくなる しくなる



I'll make a fresh pot (of coffee).



「新しいの淹れるよ」




ほっとするひと時



こういう「一杯のコーヒー」は疲れた人の心をす。



You want some coffee? 


I'll make a fresh pot.



  

Posted by Ray at 22:52
Comments(0)TrackBack(0)Chapter 2

2008年03月18日

Chapter 2-2 本当の自分から本当の自分へ 1

What I came to understand is that change is not a choice.
Not for a species of plant and not for me.
It happens, and you are different.
(わかってきたよ。「変化」っていうのは選ぶものではないんだ。
植物という種族にとって。そして、ぼくにとって。
そう、それは起こるもの。すると君はもう違う自分になってるんだ)

  Adaptation (2002) から。


What I came to understand is that...
でthat以下のことが 「だんだんわかってきた」 という意味。
come toとかget to
助動詞的に「~するようになる」という意味でよく使われる。

I’ve come to love her.
(〔いろいろあったが〕だんだん彼女のことが好きになっていった)

come to
「ぐるーっと回ってそこに来た」というニュアンスがあるね。

I’m getting to understand...
(わかってきたぞ...)

get to
「やっとそこにたどり着いた」 って感じが伝わるよね。

しかし、このセリフ、なかなか意味が深い。

人間はなかなか変わらないもの。
でも変わるときはガラリと変わってしまう。

しばしばその変化は避けられない。
時には身動きできなくなるくらい自分の周り(環境)が変わってしまう。
まるで芋虫がさなぎになるように。

幼虫は引きこもる。それは、時が来たらもっと広い世界へ飛び立つため。


本当の自分から本当の自分になるため...


(つづく)


  

Posted by Ray at 22:56
Comments(0)TrackBack(0)Chapter 2

2008年03月18日

Chapter 2-3 本当の自分から本当の自分へ 2

We may be through with the past,
but the past ain’t through with us.
(過去を捨てても過去は我々を追ってくる)



Magnolia (1998) から。

throughには前置詞と副詞と形容詞がある。
ここは形容詞。

be through with
「(仕事など)をし終わっている、を済ませている」という意味がある。

Are you through with the work?
(その仕事終わった?)

Almost. (= I’m almost through.)
(ほとんどね)

そこから発展して、
be through withには
「(人)と絶交中である、縁が切れている」 とか
「(人・物事)にうんざりしている」 という意味もある。

だからこのセリフも奥が深い。

トム・クルーズ演じる若者は、gung-ho! タイプ。やたら元気。ちょっと病的。
彼は過去に深い傷を負っていたんだね。

それを知られたくなくて、
「自分の過去は一切捨てた、もう自分とは何の関係もない」と過去を否定して生きている。

でも、人は何万年、何億年も昔からつながっている
過去を無視して現在を語ることはできない。

「自分探しの旅」ってよく言われるけど、
の姿も、の姿も、そしてこれから現れる姿も全部 「本当の自分」。
幼くても、年老いても。美しくても、醜くても。無知でも、賢くても。

本当の自分は「見つける」というより「なる」もの。

それはbecoming
Becoming who we truly are.
本当の自分から真に本当の自分になるもの)。

「芋虫」のように、自分の小さな世界ででも
一生懸命生きていたら自然と「起こる」もの。

It happens. It’s an event.
それは event(出来事)。

昨日の自分も、今日の自分も、明日の自分も、
どれも未知数でいっぱいの本当の自分。

過去現在未来もすべて受け入れられる大きなを持った自分になれるといいね。


[完]

  

Posted by Ray at 23:20
Comments(0)TrackBack(0)Chapter 2